発達障害はひときわ大きな個性=特性~坂上明子先生発達障害児レッスンセミナー
こんにちは✨
かとあき先生の講座受講記へようこそ♪
本日は
「発達障害児のピアノレッスン」について
取手市音楽教室もみの木の歌主宰
坂上明子先生が
ご自身のご経験を中心にお話くださり
「私の出来る1つの啓蒙活動」
との思いを2時間半たっぷり伝えてくださいました。
40名近くのピアノの先生が
水を打ったように静かに聞き入りました。
とても大事な部分だから。
少しでも生徒の気持ちに近づきたいから。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
草加市ますこぴあの教室、
久しぶりにうかがいました。
街のピアノ教室の聖地に
今日もたくさんの熱意が集結、
駅からの1本道、
駅からご一緒の先生方と楽しく走ったことで
体も脳もスッキリと目覚め、エンジンがかかりました。
この、
体も脳もスッキリと、という感覚、
どこか機能が弱っていたらそうは感じないでしょう。
あるいは、
楽しく声を掛け合って、という仲間意識、
目標に間に合うよう走って調整する、
といった「意識」は
社会生活を重ねる中で養われた筈ですが
意識が出来なかったとしたらどうでしょう。
伝える、受けとる、甘える、想像する、
この人が誰なのか分かる、
全てわからない…………
そういう状態をイメージ出来ないです。
私が一番ショックを受けたのは、
「生まれたての赤ちゃんが生存のために本能的に行う
自分を育ててくれる大事な人に自分の事を伝える、
=泣く、笑う、甘える、あやされる、相手がわかる、
といったことが、
わかっていないことが多くある。」
お母様のことすらわかっていないことがある、
あるいは
わかっていても伝え方がわからない、
母としてこんなに辛い状況は無いでしょう。
「自分は障害児のお母さんになるんだと思って
出産する女性に会ったことはないです。
ある日突然に障害と向き合うんです。」
出産のリスクという範疇に置かれている障害。
「何か違う、何か変、どうしたんだろう」
お医者さんで、様子を見ましょうと言われれば一旦安心、
よく頑張ってますね、と認められてしまうと……
でも、音楽によって幸せな笑顔を見せてくれて
本当に楽しそうに表現する姿をみて、
ピアノや音楽療法で生きている輝きや喜びを
と思われる親御さんの必死の想いを受け入れて、
「障害の専門家ではない」と尻込みせず
親御さんと一緒に未来を創っていける職業であることがわかりました。
いつかそういう生徒さんに出会うかもしれません、
その時の指針となる素晴らしいセミナーでした。
明子先生のお声は穏やかで、
お話が心に伝わってきました。
話し方、声のトーンによっては
ショックに感じたり、受け入れ難い気持ちになったかもしれません。ここも大事なんだな、と。
明子先生の想いと貴重な経験の詰まったレジュメより